大野晋『日本語の文法を考える』
古いものや古いことに興味がある。歴史上の出来事に興味があるというよりは、ものごとのはじまりや変遷、それについて記録されたものに興味がある。
少し前に、小田勝『古代日本語文法』(ちくま学芸文庫、2020年)を買っていた。購入のきっかけは、この本を紹介したブログ(LINK)で、高校生の頃に暗記した文法にもまだよく分かっていないことがあるのか、と興味を持ったことだ。本が届いてから、そういえばもともと古文はそれほど得意ではなかったな、と思い出し、この本にはなかなか手が伸びていなかった。(それでも、ハ行転呼など冒頭から興味深い内容で、いつかは読みたいとは思っているが…)
そこで、古文がダメなら現代文だ、ということで、大野晋『日本語の文法を考える』(岩波新書、1978年)を買った。レビューなどを見ると、古代の日本語からの変遷なども知ることが出来るようで、期待している。